新緑がきれいなこの頃ですね!
ふれあい館のよりどりミドリプログラムでは、これまで堆肥や腐葉土を使って
環境に配慮した栽培方法でいろいろな植物を育ててきましたが、
4月5日から新たに自然の土の力を活 かして作物を育てる「自然農法 」での野菜栽培実験も開始!
今回はその実験畑の様子をお伝えしたいと思います!(初公開です~)
ところでこの「自然農法」ってどんな栽培方法なんでしょうか?
作物の栽培方法には
農薬や化学肥料を使い一度にたくさんの作物を育てる「慣行農法」
農薬や化学肥料を使わない「有機農法」
土を使わない「水耕農法(栽培) 」
...他にも様々な方法があるようですが
耕さない、(農薬・肥料を)持ち込まない、草や虫を敵としない、というのが「自然農法」の三原則。
~学研パブリッシング 『はじめての自然農で野菜づくり』~より
そんな「自然農法」は環境や私たちの健康ヘの影響を配慮した「有機農法」とともに近年、注目されています。
「え~?そんなので、ほんとに野菜が育つのかな~?!」と、みなさん思いませんか?
ふれあい館スタッフもそんな不安と「育ったらすごいな~」
という期待を抱きつつ、自然農法の実験畑をスタートさせました!
実験畑の場所は、ふれあい館が小学校だった頃に花壇として使われていた
前庭の、ほんの畳半畳ほどの雑草ぼうぼうだった 一画です。
実はこの、”雑草ぼうぼう”が「自然農法」の畑としては重要だそう。
「自然農法」では雑草が生え虫が住んでいる土には植物が育つのに
十分な栄養素が既に備わっていると考え、あえて土は耕さない(!?)のですって!
◆畑の準備
3月末に「自然農法」の手法にそって畑作りの準備をておきました。
雑草の根を残して刈り土に置き少量の米ぬかを蒔きました。
土に置いた草は土の乾燥を防ぎ、野菜が育つ栄養にもなってくれるそうです。
4月5日 いよいよ”自然農実験畑”のスタートです!!
◆種まき!
畑の右半分に江戸の伝統野菜
寺島なすの種
4月19日
畑の左半分にこちらも江戸の伝統野菜
小松菜の種をまきました!
種まきの時には米ぬかと刈った草が土になじんでいました。
新たに生えていた草を刈り 種を蒔いた畑の上に置きます。
4月5日、19日ともに前日に雨が降っていたので種まき後の水やりはしませんでした。
4月23日
◆発芽!!
畑左側に小松菜のふたばを発見♪
ふたばの 大きさは約3mm。感動です。
5月2日
◆本葉もでてきました!
小さくてかわいい葉っぱです。
しーんとしていた畑の右側寺島なすエリアですが…
よく見ると紫の茎の小さなふたばがたくさん。
「これ、寺島なす?」「そかも?」「違うんじゃない?」とスタッフの間で大騒ぎ。
自然農法では草の根を残して作物と草を一緒に育てるので
こんな宝探し的な(?)楽しさも味わうことができます!
結局、これは寺島なすではなく雑草だったことがわかりました。
5月9日
◆本物の寺島なす発見!?
本物(?)らしきふたばを花壇の端に1株だけ発見!
これが寺島なすでありますように…
5月9日
◆小松菜虫に食われる!
小松菜は順調にすくすく育ち、ただ今葉っぱは7.5cm!
よく見ると少し虫に食べられている葉がありました!
ということは虫に食べられるくらい、おいしく育ったという証かな?
自然農法では虫は人の手で取り除く、という方法をとります。
他の草も一緒に育っているので特別その植物だけを好む虫が大繁殖するようなことはないそうです。
「少しならどうぞ~」自然の中の命とは本来、そういうものですよね…
ということで~今回は「自然農法」実験畑のようすを畑作り~種まき~最近の成長の様子まで一気に見ていただきました!
これからは毎週末、”実験畑のミドリたち”として、ちょこちょこっと様子をお伝えしていければ…と考えています!
よりどりミドリプログラム「自然農」実験畑の新しいミドリの仲間たち、楽しみに見守っていってくださいね♪
そして、ふれあい館の前庭のちいさな畑を実際観察しに来ていただけたら嬉しいです!
ご来館をお待ちしています~!
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