またまた暑い日が続いていますね。
夏休みの突入とともに、すみだ環境ふれあい館でのワークショップも始まっています。
今日は先週末に行われた「雨水と石けんで 地球にやさしいくつ洗い」と「雨の恵みで草木染め~オリジナルハンカチをつくろう」の様子を紹介します。
まずは 「雨水と石けんで 地球にやさしいくつ洗い」の様子から
当日はあいにくのお天気。ついに雨まで降り出してしまい、外でのくつ洗いは難しいかも?と心配でしたが、開始 1時間前になると雨が止みました!いいお天気、とまではいきませんでしたが、すずしくて外で活動するにはぴったりの天気です。
今日はどんなことをするのか、そしてミヨシ石鹸の石けん博士からくつ洗いのコツを伝授されているところです。
みんな学校で使っている上ばきや運動ぐつを持って外に!
雨水タンクから水をくんで、準備をしているところです。
くんできた雨水に液体石けんを入れて、まずはつけ置き洗いです。このつけ置き洗いのおかげで、汚れが落ちやすくなるんです。
つけ置き洗いが終わったら、大きな石けんの登場です! なんと45kgもあるこの石けん。
ミヨシ石鹸で販売している普通の大きさの石けんの約250個分です。大きな石けんを直接タワシでゴシゴシするなんて、なかなかない機会なので、みんな楽しそう!
さっそく泡立てた石けんで、くつを洗います。親子でゴシゴシ。きれいになるまで、何度も洗います。
ここで、雨水のお話を少し。雨水を使うと、水道水よりもよく泡立ちます。
雨水は天然の蒸留水と言われていて、ミネラル分などをほとんど含んでいないため、石けんの泡が立ちやすくなります。石けんは泡が立たないと汚れが落ちないので、雨水は洗濯にぴったりなんです。
泡をたくさん立てて洗ったおかげで、すっかりきれいになりました!
モコモコの泡で洗ったあとは、しっかりすすぎます。すすぎももちろん雨水です。すすいだあとは外に並べて乾かしました。
「石けんを泡立てるのか楽しい」、「雨水で洗うと汚れが落ちる」、「これから上ばきは自分で洗おうかな?」といった声が聞こえてきた、楽しいワークショップとなりました。
では、お次は「雨の恵みで草木染め~オリジナルハンカチをつくろう」の様子です。
22日も夏とは思えない涼しい日でしたが、火を使うので、かえってよかったかもしれません。
まずはハンカチに絵を描いたり、絞り模様をつけます。どんな仕上がりになるかな?
これは玉ねぎの皮を煮出した染液で、ハンカチを煮ているところ。玉ねぎの皮を煮出すだけで、こんな色になるんです。こちらもくつ洗いと同様、雨水を使っています。石けんの泡立ちがいい雨水は、色素も溶けだしやすいので、草木染めにも向いています。
均等に、色よく染まるようにみんなで順番にぐるぐるとかき回します。
その後、媒染剤(ばいせんざい)という、より色がしっかり染まるための液体を入れて、さらに煮染めをします。その間は草木染めのお話をしたり、すすぎに使う雨水をくんだりしました。絞りを外したら、くんできた雨水で色が出なくなるまでしっかりすすぎます。すすぎ終わったらついにオリジナルハンカチの完成です!
個性豊かな作品が完成したら、 最後は完成したハンカチの鑑賞会です!晴れていたら外で乾かしがてら行う予定でしたが、くもっていたので室内での鑑賞会となりました。工夫した点や何を描いたかなど、それぞれ作者からの一言コメントをもらいました。
こちらは ステキな作品のほんの一部です。豆乳で絵を描いたり、大豆や輪ゴムで絞りをつけたり、色々な組み合わせで世界で1枚のオリジナルハンカチの完成です!
参加者の皆さまからは「難しそうだったけど、意外とかんたんに出来た」、「絵を描いたり絞りをつけるのが楽しかった」、「またやってみたい」などのコメントをいただきました。
以上、「雨水と石けんで 地球にやさしいくつ洗い」と「雨の恵みで草木染め~オリジナルハンカチをつくろう」の当日の様子でした。
まだまだ夏休みは始まったばかり。すみだ環境ふれあい館では、他にもたくさんの楽しいワークショップが予定されています。どれも楽しみながら遊んで学べて、夏休みにぴったり!ぜひご参加ください!ワークショップは予約制になりますので、詳細は一つ下の7月13日の記事「夏休み企画のお知らせ」をご覧ください。
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