2014年9月16日

【開催しました】よりどりミドリプログラム「へちま化粧水をつくろう」


春の種まきから続いてきたよりどりミドリプログラムですが、

今回は「へちま水」をとって化粧水づくりを行いました。



へちま水の取水には時間がかかるので、

スタッフが前日から仕掛けておいたものをみんなで回収するところから始めました。





















茎を斜めにきって、根っことつながっている方をペットボトルなどに差し込んで取水しました。


























どれどれ。




















茎の太さによってばらつきはありましたが、多いもので500mlくらいたまっていました。

一日足らずでこんなにたまるんですね~。







ちなみに、

茎を切るとそのへちまは枯れてしまうので、実がたくさんなっている苗は切らずに残しています。

実も大きくなってきているので、立派なタワシができそうです。




























話は戻って化粧水づくりです。


へちま水はまず煮沸しました。



















沸騰寸前、あくがいっぱいです!



















不純物を取り除くために、ろ過もしました。
























今年は、5つの茎からティーポット2杯満タン=2ℓくらいのへちま水がとれました!






これを、ひとりずつに分配し・・・








お好みでグリセリンや無水エタノールを混ぜて・・・



























できあがり!




ふれあい館オリジナルラベルもつくってみました~









よりどりミドリプログラムは、来週から秋冬野菜の栽培もスタートしますので、

ぜひ遊びに来て下さいね~



下半期の予定はコチラからご確認いただけます→よりどりミドリプログラム2014下半期予定表.pdf

2014年9月8日

【開催しました】8/31 いちょうの枝でペン作り

8月31日、夏休み最終日は

「いちょうの枝でペン作り」

を実施しました!

このプログラムは、今回初めての実施です。
午前、午後2回とも、たくさんのみなさんにお申し込みいただきました!

ふれあい館の近くにある飛び木稲荷神社の台風で倒れてしまった
ご神木のいちょうの木の枝を使います。
これまで「バードコール作り」でも使用していたので
参加してくださったことのある方はよく知っていただいていると思うのですが〜


飛木稲荷神社のいちょうの枝


































実は飛び木稲荷のいちょうの木にはちょっと不思議で感動的(?)ないくつかのお話があります。
まずはそのお話からはじめました。

神社の名前の由来となった 〜どこかからいちょうの枝が飛んできて
神社を守るように7本のいちょうが育っていった〜というお話。

そして 〜第二次世界大戦の時、いちょうの木が神社を戦火から守り
一度は真っ黒にやけてしまったのに、その後再生して今も生き延びている〜
というお話など。






















そして〜ペンや書くモノっていったいいつ頃から使われていたのかな?〜
というお話もしました。

ふむふむ、なるほど...

















「へー!これ、そんなスゴい木の枝なんだ〜」
「ボールペンの歴史って意外と浅いのね...」などなど、知ったところでペン作り開始です!

そんな ”スゴい木の枝” で作るペンは
インクがなくなっても中の芯が交換でき、ずっと大切に使えるものにしました。

コレ、作ります!
枝によって質感がちがって面白いでしょ?


















まずは枝の中から自分の「ここを使いたいな〜」
という部分を選び切り出します。

のこぎりを使ってギコギコ...がんばって〜






















枝が切れたら木の表面を紙やすりで整えます。
どんな風に仕上げようか〜?
みんな納得のいくまで丁寧に作業をしていました。
















次にボールペンの芯を入れる穴をあけます。
この作業はスタッフが担当


















穴に芯を入れて...いざ、試し書き!

おっ!いい感じ♪





















にぎり心地も確かめます。

よしっ!






最後はみんな、できあがったマイいちょうの枝ペンでアンケートを記入!

すごーい、書きやす〜い!


















「枝の微妙なデコボコが何だか手に馴染んでいい感じ!」
「この枝の曲がり具合が気に入ってます」...と、
使い心地も上々、見た目も味のある、そして世界に一本しかない!
素敵なペンに仕上がりました〜!


それぞれ、一本一本表情が違います。





















参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
今度プログラムに参加されるときも、アンケート記入用に
またこのペンを持ってきてくださいね〜!

【開催しました】8/30石けんから身近なエコライフ~マイソープボトル作り

夏休み最後の土曜日、8/30には

ミヨシ石鹸株式会社プレゼンツで

石けんから身近なエコライフ〜マイソープボトル作り

を開催しました。

毎年参加してくださる常連さんから初めての方まで
大人もこどもも渾身のマイボトルをつくりました。

マイボトルづくりの前に、まずは「石けん」についてのお話をみんなで聞きました。



















石けんはその昔、紀元前3000年ころにできたといわれているそうです。
古代ローマ時代にサポーという丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習があり、この羊を火であぶっているときにしたたり落ちた油が木の灰に混ざって石けんのようなものができたそうです。
英語で石けんを意味する「ソープ」はこの石けんが出来た場所、「サポー」に由来しているとのこと!

人の暮らしの中で発見されたものだったんですね〜

石けんが自然のものからできていることがよくわかりますね。




そんな石けんですが、みなさんはお家で液体石けんを使っていますか?
液体石けんは容器につめて使いますが、
この容器を使い捨てるのと「詰め替え用」を使うのとではどのくらい使う資源の量に違いがあるのでしょうか。

こちらは、液体石けん用ボトル10本と詰め替え用袋の写真です。




















このボトル1本を作るのには詰め替え袋10枚分の材料が必要だそうです。
毎回ボトルを買い替えていたら詰め替えるよりも10倍も資源を使っていることに!





詰め替えることの大切さを知ったところで、
みんなでボトルに貼るラベルにイラストを書き、「マイボトル」作りをしました。


雑誌を持参してイラストの参考にしたり、





















頭の中のイメージを自由に書いてみたり






















ぬいぐるみを見本にしたりと、思い思いに描きました。






















とってもかわいいマイボトルたちが完成です。























お家でたくさん使ってあげてくださいね〜


ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!




2014年9月7日

【開催しました】8/22川の水を調査しよう! ~すみだの川ってきれいなの?


こんにちは。

今回は8/22に開催した、
川の水を調査しよう!~すみだの水ってきれいなの?
の様子をお伝えします!



このプログラムでは、

ふれあい館から歩いて3分ほどのところにある、「北十間川」の水をくみ、

色やにごりぐあい、水質をいろいろな器具や検査薬を使って調べてみました。




















ミニバケツにヒモをくくりつけ、えいやっとバケツを飛ばして水を汲みます。



















においはどうかな?



















にごり具合は・・・























筒の上からのぞいて、バッテンの見える距離をさがしました。
だいたい60~90cm先まで見通せることがわかりました。
























汲んだ水をもってふれあい館に戻ったら、
調査キットを使い、
水質の良しあしがわかるCOD(化学的酸素要求量)やpH調べしました。


結果はこのとおり!
COD・・・水の色は薄い紫に変化。サンプルの色と比べCODは1〜5(かなりきれい)
pH:中性(不純物が混じっていない、きれいな水)


















実際、川にいった時に魚を数回見かけるなど、
見た目にも数値的にもすみだの川の水はとてもきれい!ということを知ることができました。

ちなみに、汲んできた川の水の入ったビーカーに醤油、牛乳を1滴たらしてみたところ・・・
醤油1滴でCODの数値は10(魚が住めないほどの汚れ)、
牛乳1滴ではなんとCOD数値は30〜40に!(ヘドロができるほどの汚染レベル)

東京23区の下水道は8割が、汚水(お家からでる食器を洗った水やトイレの水など)と雨水が同じ下水道管で一緒になって水再生センターへ運ばれています。

なので、集中豪雨などの大雨になると処理能力を上回る水が下水道管に流れ、処理しきれない水(雨水で薄まった汚水)がそのまま川に流されることもあります。

川の水をきれいに保つためにも、汚れは拭き取ってから洗うなどお家でも工夫をしたいですね。

ご参加いただいたみなさまありがとうございました!


【開催しました】8/26地球温暖化防止の切り札!~ミドリについて考えよう


8/26は、

地球温暖化防止の切り札!~ミドリについて考えよう

というタイトルで、


地球の環境をかたちづくり、バランス良く循環させていく上で

ミドリ」がどんな役割をになっているのか、ということをみんなで考えました。



じっとしている様にみえる「植物」。

動物のように動きませんが、

「植物って生きてんだな~」と目に見えて実感することはありますか?

朝に花が咲いて夕方しぼんだり、

春に葉っぱがついて、秋に落ち葉になったり、

去年よりも今年のほうが少し大きくなっていたり、

ゆっくりと毎日変化しています。


そんな植物の生きている様子を20分くらいで確かめる方法があるので、

やってみました。



じゃん。



ビニールをかぶせるだけです。


これで20分くらいたつと、呼吸をしているので袋に汗をかきます。

(写真だとわかりづらいですね・・・うっすら表面が白くなっていました。)


植物の呼吸をするお口=気孔も顕微鏡で観察。

葉の裏にうじゃうじゃ気孔がありました!

























ちなみに、参加者のみなさんの手でも同じことをしてみたところ、

ビニールが真っ白に。

我々もしっかり皮膚呼吸をしていました。




また、みなさんご存知かと思いますが、

植物は、空気中のCO2をとりこみ、「光合成」という方法で酸素を作って出すこともしています。


酸素を作ることが出来るのは植物だけ。

植物がいないと私たちが息ができません~


でも、二酸化炭素を吸収して酸素を作るといっても、
一本の木からどのくらい二酸化炭素を吸収できるのでしょうか?

ということで、

ふれあい館に生えているクワの木をサンプルにして、吸収量を計算してみたところ、

大体0.4人分の二酸化炭素を吸収していることが判明!

幹の太さや木の種類から計算することができるのですが、

思ったより吸収してない!

植物はたくさん必要ですね。


今回は室内でのお話が中心でしたが、いろんな発見のある1時間半でした。





















ご参加ありがとうございました!


【開催しました】8/24よりどりミドリプログラム「雨水でお茶を作ろう」


こんにちは。


暑い夏でふれあい館の雨水タンクも枯渇気味でしたが、

8/24にはよりどりミドリプログラム

雨水でお茶をつくろう

を開催しました。



まずはみんなでお茶にするゴーヤやクワ、ビワの葉を摘みました。

写真は、ワイルドストロベリーを摘んでいるところ。
























クワは枝ごと切って、切った枝から葉っぱをとりました。



















葉っぱは洗って干しました。


























完全に乾くのをまっていると2日以上かかってしまうので

ここからはスタッフが用意しておいたカラカラの葉っぱを使います。

葉っぱを揉んでくだいたら・・・




















葉っぱの種類に応じて煎っていきます。

要らずに飲めるお茶は、煎ったバージョンと煎らないバージョン両方つくります。





















まんべんなく、むらの出ないように弱火で混ぜ続けました。





























最後はみんなでちょっとずつ飲み比べ。

ビワ茶とクワ茶が人気でした。

ゴーヤ茶はなかなかのパンチのあるお味でした


左上から、
ゴーヤ茶、ドクダミ茶(煎)、ドクダミ茶(乾燥のみ)、ビワ茶
クワ茶(煎)、クワ茶(乾燥の実)、ワイルドストロベリー茶(生葉)





















今回は、タイトルにある通り「雨水」でお茶を入れました。

今回使った雨水はふれあい館の雨水タンクでためた水で、煮沸したものを使用しています。

雨水は「こうすれば飲めます!」という基準がないのですが

天然の蒸留水で混じりけが少ない、純粋に近いお水です。

お茶やおだしが出やすいとも言われていて、まろやかな舌触りがしますよ~。



ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!